離職を減らすためのコミュニケーション

 前回、「防ぐことができない離職」と「防ぐことのできたかもしれない離職」について意見を述べた。従業員の離職を完全に無くすことは難しいが、「防ぐことのできたかもしれない離職」を、どのように減らせるのかが課題である。施策としては大きく3つある。

<離職を減らすための施策>

  1. 社内コミュニケーション
  2. フォロー体制
  3. 評価制度見直し

今回は「社内コミュニーケーション」について詳しく書いてみる。

 離職に関しては、人間関係やコミュニケーション不足が原因となっているケースが圧倒的に多い。従業員同士、または上司と部下との間で、相互的な意見交換が減り、一方的な主張や情報伝達ばかりになるとコミュニケーションは崩壊する。誰かがストレスを感じているなと感じたら、早めに意見交換の場を設けて、できるだけ「積極的に聞いてあげる」ことで、大きな問題に発展しづらくなる。例えば、真面目な研修や意見交換の場で、あえて少しアルコールを入れて話しやすくするスタイルは、活発な意見交換をしやすい方法の一つでもある。(首都圏ではできるが、車通勤の地域では難しいかもしれない)

 また、仕事ばかりではなく、時には「共に遊ぶ」ことで、円滑なコミュニケーションを図りやすくなる。少しギクシャクしているな、と感じたら早い段階で「飲みニュケーション」や、スポーツやゲーム等の「イベント」の場を作り、相互的にリラックスして話せる場を設ける方法も良い。

 私は前職時代から同僚(上司や部下も)と積極的に遊ぶようにしてきた。マラソン、登山、飲み会、ゴルフ、キャンプ、フェス…などなど、できる限りプライベートを共有した。

 日頃から会社で顔を合わせていると、お互いについ当たり前になり感謝の気持ちが不足してしまう。そこで、当社では誰かからしてもらった「小さなありがとう」を、言葉だけでなく紙に書いて伝える「サンクスカード」という方法を採用している。決められた場所に箱を用意して(メールで一箇所に送るようにしている企業もある)誰に対してどんなことで助けられた、など感謝の気持ちを記入する。それらを月に一回、全体朝礼で発表する。人前で褒められることは、誰でも悪い気がしないものだ。ポイントとしては、どんな小さなことでも構わないのでたくさん集めることである。以上のように、喜びや楽しさを相互的に共感できる仕組み作りは、社内コミュニケーションを円滑に進めるためにも重要である。

<社内コミュニケーションの事例>

社内イベントの強化ランチミーティング/ボーリング大会/飲みニュケーション/遊び時間の共有
サンクスカード小さなことでも良い事をしてくれた人に対して「お礼」をする。
月間MVP制度全社で1人だけ毎月ベストプレーヤーを決めて投票。良いコメントは全て発表して賞賛する。
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