組織におけるナレッジマネジメント

 会社を経営して行く上では、当然、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)が無ければやっていけません。サービス業である不動産管理業は、特にヒトに依存する業務が多く、ヒトとヒトが効率よく、かつ気持ちのよい組織をデザインしなければなりません。私自身、不動産業は、入居者・オーナー・管理物件・新着物件などの多くの情報を取り扱う、情報産業であると考えています。その割には『情報』に対する重要性をイマイチ意識していないような気がしてなりません。

 仲介会社は、新着物件情報があればそれ自体が商品ですので、貴重な情報であるという意識はありますが、管理会社においては『情報共有』についてあまり意識が高いとはいえません。例えば、オーナーの資産背景・入居者からのサービスリクエスト(クレーム等含む)・物件の過去の修繕履歴・空室状況・・・など、多くの情報を抱えている割には、組織内部での情報共有がされている事は非常に稀です。各個人がおのおのでのみ把握している情報を暗黙知と言いますが、カンや経験でのみ備わっている知識を他人に伝えることは、難しく、更にそれらを表現して文章や数字に落とし込むことは、業務工数の多い不動産管理業では、なかなか手が回りません。

 不動産業界は離職率が多い業界ですから、ヒトが入れ替わって行く中で、それらの暗黙知としての情報は、次のスタッフに引き継がれず、大切な経営資源である『情報』は企業の見えない資産からどんどん消えて行く事になります。

 企業活動は組織的に行われますが、そのためには効率よく業務を遂行でき るように、また効果的に企業活動を行えるように、組織をデザインしなくてはなり ません。もちろん組織は「ヒト」という経営資源から成り立ちますので、「ヒト」が 働きやすい環境づくり、つまり人事的な仕組みが必要となります。

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